こんにちは、りんのすけです。
「とりあえずオルカンを買っておけば大丈夫」
SNSや投資関連の本で、こんな言葉を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「オルカン」の愛称で知られる、初心者に人気の投資信託『eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)』。
でも本当に「オルカン一本でOK」なのか?
名前に隠された意味や中身を知ると、投資信託の見方が変わりますよ(^^)
この記事では、銘柄名を分解しながらゆる〜く解説しつつ、実際の仕組みやリスクまでしっかり解説します。

りんのすけ
この記事は、こんなあなたにオススメ!
・ つみたてNISAの銘柄で悩む
・ とりあえずオルカンでOK?と迷う
・ 目論見書は秒で閉じる
この記事を読めば、「だから自分はオルカンを買っている」と、自信を持って話せますよ(^^)
それではどうぞ!
情報の一切は2025年9月10日現在のものです。
本記事の感想や評価は筆者個人の使用体験に基づいております。
投資は自己責任です。公式サイト等で最新の情報を必ずご確認ください。
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『eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)』の意味を読み解く
名前が長いので、まずは分解して各々をひも解いていきましょう!
- eMAXIS(イーマクシス)
- Slim(スリム)
- 全世界株式

りんのすけ
難しい名前もバラせば意外とそうでもなかったりする。
eMAXISとは?【まず読めない】
まず「eMAXIS(イーマクシス)」。
これは三菱UFJアセットマネジメントが展開する投資信託シリーズの名前です。
公式サイトによると「MAXIS」は、「最高(MAX)の品質」や「お客さまの投資の中心軸(AXIS)」をめざす。
と、あります。
頭文字の「e(イー)」については諸説あるようですが、公式サイトでは「ネット証券を中心に取り扱われており、インターネット取引に限定されています。」
とあるので、そこに何かしらの意味があるのかもしれません。
Slimとは?【コストがスリム】
次に「Slim(スリム)」。
これはその名のとおり「信託報酬(運用コスト)がスリム=低コストであること」を表しています。
投資信託は長期で積み立てる人が多いため、コストの差は最終的なリターンに大きな影響を与えます。
Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指す」と公言しているのが特徴で、これが人気の理由のひとつです。
全世界株式とは?【世界中に投資】
そして「全世界株式(オールカントリー)」の部分。
これは名前のとおり、先進国から新興国まで世界中の株式に分散投資するファンドという意味です。
幅広い国の株式を1本の投資信託でまとめて買えるのがオルカンの魅力。
投資初心者にとって「銘柄選びで迷わない」という安心感があります。
ちなみに実際の構成はこんな感じ。


りんのすけ
先進国が9割近いですね。
オルカンの中身【アメリカが6割超の現実】
「全世界株式」と聞くと「国ごとにバランスよく分散されているのかな」と思いがちですが、実際の構成比率を見るとアメリカが6割以上を占めています。
先ほどの円グラフを見ると、アメリカが64.5%でしたね(^^;;
これはアメリカ企業の株式時価総額が世界で圧倒的に大きく、AppleやMicrosoft、Google(Alphabet)、Amazonといった巨大企業が世界経済を牽引しているからです。
つまり「オルカン=世界に分散」とはいえ、実質はアメリカ株の影響を強く受けるファンドとも言えます。
一方で、日本やヨーロッパ、新興国も一定割合含まれているため、「アメリカだけでは不安」という投資家にとっては安心材料になります。


りんのすけ
上位を見てもアメリカがほぼ独占。
オルカンの目的と特色【低コストで世界に分散】
目的【世界の成長を丸ごと取り込む】
オルカンの基本的な目的は「世界の株式市場全体の成長を、丸ごと自分の資産に取り込むこと」。
特定の国や企業に依存せず、世界経済そのものの成長を享受できる仕組みになっています。
特色【先進国+新興国カバーで超低コスト】
オルカンは以下のような特徴から、「初心者が最初に選ぶ投資信託」として目にすることが多くなりました。
- 先進国から新興国まで約50カ国の株式に投資
- 信託報酬は0.05%台
- つみたてNISA対象で長期投資向き

りんのすけ
オルカンと共に人気なのが、「eMAXIS Slim 米国株式S&P500」ですね。
投資のリスク【初心者が知っておくべき3つのポイント】
オルカンは分散投資が効いていて安心感がありますが、リスクがゼロではありません。
ここでは初心者が特につまずきやすい3つを押さえておきましょう。
- 価格変動リスク
👉世界の株式市場に投資しているため、株価の下落で基準価額が大きく下がることがあります。特にリーマンショックやコロナショックのような世界同時不況では、オルカンも例外ではありません。 - カントリーリスク
👉新興国への投資は、クーデターや政治体制の変更等の影響を受けることがある。 - 長期投資のリスク(心理的リスク)
👉オルカンは長期投資前提のファンドですが、短期的にマイナスになる時期も必ずあります。その時に「怖くて売ってしまう」心理的リスクこそ、初心者にとって最大の落とし穴かもしれません。

りんのすけ
1円も損したくない!
こんな方に投資は不向きです。
実際の資産推移を公開
ちなみに実際の資産推移はこんな感じです。

まとめ:少額から世界投資デビュー!
『eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)』は、その名のとおり世界中の株式にスリムなコストで投資できる、初心者にとって頼もしいファンドです。
- 名前を分解すると「eMAXIS=ブランド」「Slim=超低コスト」「全世界株式=広い分散」
- 実際はアメリカ比率が高いが、それも世界経済の現実
- 低コスト・長期投資向きで、つみたてNISAにも対応
「オルカン一本でOK」というのは少し誇張がありますが、投資を始める最初の一歩として大きな間違いはないでしょう。
少額からコツコツ積み立てれば、世界経済の成長を自分の資産に取り込むことができます。
あなたの投資デビューに、オルカンが最適なパートナーになる可能性は高いと言えます。
最後に、わたしが使っている証券会社のリンクを用意しましたので、興味が持てたらのぞいてみてくださいね(^^)

りんのすけ
最後までありがとうございました。
【あなたはどのタイプ?】失敗しない証券会社選び
私は、実際に松井証券と楽天証券を使い分けていますが、それぞれの特徴はこんな感じ。
- 投資初心者で、まずは迷わず始めたい人
- 積立NISAだけで完結したい人
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何度も利用しましたが、対応も良く非常に満足しています。
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どちらも無料で開設できて、スマホだけでも完結しますよ(^^)

りんのすけ
ぜひチェックしてみてね!
参照サイト一覧
三菱UFJアセットマネジメント
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