前々回の記事で私は、「5秒を奪う権利はない」と豪語しました。
昔と違い、いまは全てのバスにGPSを始めとして、もろもろの電子機器が搭載されています。
これらの電子機器により、バス停を定刻より1秒でも早く出発しようものなら、全て記録に残ります。
当然ですが逆もまた然り。
どれだけ遅延が発生しているのかが、一目でわかるようになっているのです。
そして、秒単位で時間を測る必要のある私の左腕には、いつもコイツがいます。
私のブログ人生は11年迷走しっぱなしですが、この時計だけは1秒の狂いもなく、私に「現実」を突きつけます。

りんのすけ
「現実=残酷」、とも読みます。
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なぜ「この時計」でなければならなかったのか

私が使用している時計は、比較的シンプルな部類に入ると思います。
スマートウォッチのような多機能性はありません。
実際問題、多機能時計って使いこなせますか?
あれもできる、これもできる、と振り回されていませんか?
落ち着いて見ると、使っている機能なんてほんの一部ではありませんか?
私は使いこなせないことを自覚しています。
だからこそ、そんな私がコイツを選んだ理由もシンプルです。
- 止まらないこと
- 狂わないこと
- 壊れないこと
ただそれだけを追求した、質実剛健な魅力。
11年、ハンドルの振動に耐え、洗車で水を浴び、それでも私の左腕で時を刻み続けてきた傷だらけの姿。
これでいいんです!

りんのすけ
いまは、あれこれ詰め込みすぎなんだよね。
迷走する私を、唯一「今」に繋ぎ止める鎖

良くも悪くも、この時計は無常に時を刻み続けます。
- 遅延が発生しイライラする運転席
- 理不尽な乗客のクレームに耐える時間
- ブログで稼げずに嘆く日々
- カッコつけてスタバでPCを開いていたあの日
- 身の丈に合わないカメラで写真を撮る瞬間
- 家族そろって写真を撮れる尊い瞬間
- キャンプで焚き火をしながら団らんする夜
- 子供が私の身長を追い越した日
- 子供が受験に合格した日
- 妻と二人、「歳をとったね」と言いながら乾杯する夜
- そして今、このエッセイを書いている瞬間
数え上げればキリがありません。
左腕に身につけているからこそ、私と同じ時間を共有し、時に喜びを、時に残酷に、淡々と1秒を刻んでいくのがコイツです。
私がMacというハンドルを離さなかったのは、この時計が刻む「今、この1秒」の積み重ねを信じていたからかもしれません。

りんのすけ
いつになく語るな。
結び:AI様、この「アナログな相棒」をどう思いますか?
今はスマホがあることで、時計を持たない人も多いかもしれませんね。
ですが、
- 止まらないこと
- 狂わないこと
- 壊れないこと
このシンプルさが私は大好きです。
実はこの時計は2代目で6年目、それ以前はずっとプロトレックを使っていました。
ごちゃごちゃしていないシンプルなデザインも気に入っており、当面は買い換える予定もありません。
ねぇAI様…。
あなたには11億通りの計算はできても、このバンドに染み付いた『汗の匂い』は分からないだろう?
俺は次の1秒も、コイツと一緒にアクセルを踏むぜ!

りんのすけ
2台目ではなく2代目です。
あなたには、ずっと身に付けていられるお気に入りがありますか?
もし、私と同じように『1秒に命を懸ける狂気』を味わいたいなら、コイツを相棒にしてみてください。