こんにちは、りんのすけです。

突然ですが、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)ってバンドをご存知ですか?

代名詞になるのは「天体観測」という曲だと思いますが、知らない方は検索するとわんさか出てきます。

私のエッセイでも時折BUMPの曲を引用していますが、そもそも何故BUMPを好きになったのか。

文字通りOYAJIの私が、BUMPを素通りし、再び出会い、そして救われるということを体感した。

今回はそんなお話です。

りんのすけ

あん時は苦しかったよな…

広告等について
  • 本ページにはプロモーションが含まれています。

25年前の「すれ違い」

今から25年前の2001年、街中に「天体観測」が流れていた頃。

当時の自分にとっては、それはただの流行歌でしかなく、

「いい曲だね」

の一言で片付く程度のようなもので、深く踏み込むこともなかった。

なんなら、その後に聞いた曲も天体観測と同じようなテンポで、

「みんな同じじゃね?」

ぐらいに、興味がなかったことを覚えている。

当時はCDレンタルもまだ盛んで、MDに録音して車の中で楽しんでいた。

ひっくり返せば、MDの中に数曲程度は入っているかもしれない。

25年前、MDにダビングしていた頃の私は、この音楽がのちに自分の命綱になるとは夢にも思っていなかった。

りんのすけ

MDって知ってる?(^^;;

12年前の「再会」|デジタルが運んできた「光(ray)」


以前にも少し書きましたが、私は職場でパワハラを受け、結構なボロボロ状態でした。

当時はパワハラという言葉も認知され始めていたとはいえ、まだまだ社会的な地位を得てはいなかったと思います。

その上司には、それまでの社会生活で培ってきたコミュニケーションが全く通じず、苦痛意外の何者でもありませんでした。

その行為は陰湿で、一挙手一投足を監視し、ホチキスの置き場所ひとつで人格まで否定される毎日。

1ミリのズレも許さないあの男の視線は、私の心にじわじわと毒を流し込んでいた

そのうち、今まで当たり前にできたことができなくなり、気づけばネット検索は「心療内科」や「精神科」。

うつ病寸前だったのだと思います。

りんのすけ

あいつは「アスペルガー症候群」だと今でも思っている。

そんな無気力状態で、普段は見ないYouTubeをボーッと眺めていた時、BUMP OF CHICKENの『ray』が流れてきました。

疲れ果てて、心療内科を検索する指が止まり、偶然流れてきたイントロ。

その時の感想は、

「バンプってまだ活動してるんだ….」

そのくらい、私はBUMP OF CHICKENに興味がありませんでした。

しかし、そこで頭に引っかかったのがrayの歌詞。

あのデジタルな音色が、真っ暗な部屋に光を灯したように感じた瞬間です。

◯✖️△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて
確かめる間もないほど 生きるのは最高だ
【出典】BUMP OF CHICKEN:ray

気づけばそのフレーズを繰り返し聴き、そのうち曲全体を聴き返すようになりました。

そのほかにも、

大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない
【出典】BUMP OF CHICKEN:ray

いつまでどこまでなんて 正常か異常かなんて
考える暇もないほど 歩くのは大変だ
【出典】BUMP OF CHICKEN:ray

歌詞が刺さる。

これまで「いい曲」だな、と思うものはたくさんありましたが、冒頭で述べたように、私の中ではただの流行歌。

実際に歌詞が刺さるという経験は、この曲が初めてでした。

それから何度この曲を繰り返し聞いたかわかりません。

音楽に「励まされる」という初体験

よく聞くフレーズとして、

  • この曲に励まされた
  • 自分を救ってくれた

などという方がいますが、それまでの私には全くその気持ちが分かりませんでした。

むしろ、

「なに言ってんだコイツ」

くらいな感覚です。

あの頃の私は若く、ある意味無敵で、音楽に救われる人間をどこかで冷めた目で見ていたのでしょう。

そんな私が、40歳にして初めて、音楽に救われるという感覚を体験したのです。

歌詞の一粒一粒が、パワハラで削られる自尊心を修復していく。

藤原基央の声が、BUMP OF CHICKENの演奏が、確かに自分を救ってくれたのです。

ray以外の様々な曲にも励まされながら、なんとかこらえた3年間。

私の行く先は、心療内科でも精神科でもない!

そして、もはや私の居場所はここではない!

12年お世話になった会社との別れの瞬間でした。

りんのすけ

家族もいたから思い切った決断だった。

50代の「初体験」は続く

rayをきっかけとしてBUMP OF CHICKENの魅力に取り憑かれ、私は初めて、「バンドのファンになる」という経験をしました。

りんのすけ

いま風に言えば「推し」かな(^^)

40歳を過ぎて初めてライブのチケットを申し込み、妻と二人で足を運ぶ。

何もかもが新鮮で、少しばかりの気恥ずかしさを覚えましたが、会場に響く音と歓声が、秒で吹き飛ばしてくれる。

40歳のオヤジが腕を振り上げ、声を出し、音楽に救われ、音を浴びる。

りんのすけ

そして翌日は声が枯れ、右肩が悲鳴を上げる(爆笑)

そんな体験を経て、それからもタイミングが合えばライブに足を運び、車の中はBUMPのCDとDVDのみという生活がいまでも続いています。

「天体観測」ですれ違い、「ray」で再会。

2001年にすれ違ったのは、ある意味必然で、2012年の再会には感謝しかない。

私はこれからも、BUMP OF CHICKENの曲を聴き続け、自分自身のために、そしてBUMP OF CHICKENのために、可能な限り応援を続けようと思う。

そんなわけで、次回の記事では、実際にどんな曲にどんな風に救われていたのかを書きたいと思います。

皆さんは、人生の夜に鳴り響いた音楽がありますか?

りんのすけ

書ききれなかった(^^)